建設業退職金共済

建設業退職金共済(建退共)とは

建退共は、建設業で働く人たちのために、国によって設立された退職金制度です。

他の産業で働く労働者の場合、その多くは同じ事務所で継続して働いており、退職金もその事業所ごとに支給を受けていますが、建設業で働く人たちは現場や事業所を頻繁にかえながら働いていることが多いため、事業所ごとの退職金の支給対象とはなりにくいという面があります。

このため建退共では、事業所毎ではなく、建設産業全てが制度の対象であり、任意組合が共済手帳に証紙を貼付することをもって掛金を積み立てていきます。

したがって、一人親方は共済手帳の交付を受けていれば、いつ・どこの現場・事業所で働いても、働いた日数に応じた掛け金をきちんと加算して、退職時には「建設産業で働いた期間」をまとめて退職金の支給対象とすることができます。

建退共のメリット

 

  • 国の定めた制度なので安心です。
  • 最初に交付される共済手帳には、国から50日分(15,500円の証紙)の補助があります。
  • 運用利回りは、2021年10月より1.3%となります。
  • 手続きがとても簡単です。

一人親方も建退共に加入できます

一人親方も建退共に加入することで、退職金をもらうことができます。

掛金は1ヶ月6,510円です。(令和3年10月以降の掛金は、1ヶ月6,720円)

静岡建労は一人親方の「任意組合」として建退共の取扱いを行っています。